アマテラス様、花束が届いていますが。
あら、どなたからですか?
差出人は、ニヴルヘイム・デビ。議員選挙で対立候補だった方です。
「たて続けに三度の大勝利、おめでとう。凱旋式には、僕も呼んでくれないか」
ですって。
そう、それじゃ凱旋式やってみてもいいのかな。
共和国の前例としては、
2回以上の勝利で十分だったはずです。だからまったく問題はないですね。
それに、そうなれば、お父様もご出席いただけるかもしれませんしね。
嬉しいですわ。
それじゃ凱旋式やってみようかしら。
お嬢様、お待ちください。
ニヴルヘイムは危険な男です。
何よりも、デビ家の嫡流ではありませんか。
そんな男が近づいてくるには、何か狙いがあるに決まっております。
確かに、狙いはあるでしょうね。
しかし、狙いだけでどうにかなるものでしょうか?
お嬢様、いいですか。
あなたに何かあったら、責任を取らさせるのはこの私なのですよ。
それは何度もきいたわ。
確かにそうかも知れないけど、
あなたは、それが嫌なのですか。
私のために責任を取ることが。
いいえ、そんなことは全くございません。
ただ、私は全てが心配なのです。
そうわかったわ、爺。
これまであなたにはいつも心配をかけて悪かったわ。
そして、私のことをいつも心配してくれてありがとう。
凱旋式のことはまた次の機会に考えます。
いま、凱旋式を執り行って、彼を招待しなければ
それはそれで角が立ちますし
今はそれよりもやらなくてはいけないことが
沢山ありますから。
お聞き届けくださって、ありがとうございます(泣)。
アマテラス様、カエサル補佐官がお見えになりました。
これから食事が済むまで、
お庭で待っていただいてくれますか。
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— ZAR (@zekoo_amaterasu) 2017年6月4日
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